elearning429_m

修学旅行で来道した台湾高雄市の高校生が千歳科学技術大学を訪問。同大が開発した、情報技術を活用したeラーニングシステムを体験した。同大が外国の修学旅行を受け入れるのは初めて。海外からの入学を視野に今後、修学旅行生の受け入れ環境を整える考えとのこと

一行は高雄市立の福誠高級中学、仁武高級中学1年生の生徒と引率教員の計33人。8日に来道し、10日に北陽高校を訪問。生徒と交流し、餅つきを体験して日本の文化に触れた。札幌や小樽、洞爺湖、函館、登別も観光した。千歳観光連盟が5年前から、台湾で本道への観光旅行の団体誘致に取り組んでいる。

川瀬学長はあいさつで「若いうちに外国で見聞を広めるのは将来の財産。興味を持ち学びたいと思ったらぜひ本学へ」と歓迎。一行は科技大の特色などの説明を受けた後、パソコンに向かってeラーニングシステムで英語の設問に挑戦。瞳を輝かせた。

福誠高級中学学務主任の張秀英さんは「台湾の高校生も自宅ではほとんどがeラーニングで学んでいます」と話す。科技大では「日本の大学を見学という海外の高校生のニーズが多い。千歳の観光振興を応援できるよう受け入れの整備をしたい」としている。