マイクロラーニング(Microlearning)の正体1

マイクロラーニング(Microlearning)とは何か?

マイクロラーニングは端的に言えばミレニアル世代向けのトレーニングです。(2000年代に成人あるいは社会人になる世代)座学で無いとダメとか字が小さくて見えないなどは関係ないのです。想像してください!未来のラーニングに座学やパソコンで映像を見る姿など浮かんできませんよね。モバイルはもちろん目の前に突如 スクリーンが出てくるかもしれません。そう言った新しいラーニングスタイルを総称して海外では「マイクロラーニング」と呼んでいるようです。もちろん、その中にはVR(仮想現実)を使ったラーニングもAIを使ったラーニングも含まれるでしょう。

今から15年前eラーニングの全盛期がありました。パソコンで学習ができるとあって各社挙って学習管理システムやコンテンツを購入しました。そして15年経た今、時代は大きく変わり、従来のeラーニングに弊害が出てきました。情報端末の主流がパソコンからモバイルへ移行。学習履歴を取ってはいるものの今一何に活用すれば良いのかわからないなど。
その中で最も劇的な変化が現れたのがコンテンツです。マルチタスクで一人が多くの仕事を兼任する時代に1時間 ゆっくりとeラーニングコンテンツを見てる時間が無くなりました。

米国では結果、長いコンテンツが人間の集中力の限界点と言われている5分程度の短いコンテンツやテストやロールプレイングなどインタラクティブなコンテンツに変えていくことがトレンドとなりました。そして、主役はモバイル&スマートフォンです。さらにコンテンツの内容は状況の変化に合わせ、どんどん更新していくことも重要だそうです。

もちろん、今ある60分のコンテンツを5分しろと言われても無理です。60分のコンテンツを5分づつ分割しても全く意味がありません。要は以下のことを考えるようにしてください。そうすれば、マイクロラーニングへの道も開けてくると思います。

1)コンテンツはどんどん無駄を省いて短くまとめてください。

2)学習者がどんな人たちなのか、アンケートやサーベイで調べて
必要な人に対し適切なコンテンツを配信する(アダプティブ)

3)モバイル(特にスマホ)で閲覧できるようにする。