早稲田大学 国際オープン研究所は、オープンエデュケーションの先進的事例などを紹介するシンポジウムを開催するとのこと。大変興味深いシンポジウムである。eラーニングの未来を
以下、シンポジウム概要
IT技術などを活用することによって、これまでの「暗記・一方的授業・ 紙と鉛筆・教科書中心」の学校から、「理解と考察力に重点・個人個人に適した方法・オープン教育教材・オンライン・モバイル教材と教育・教えるより指導・オープン教育教材(OER) 」の学校に変わっていくことが期待されます。さらに先生方の間をネットワークで結ぶことによって、これまで以上に教育に関する知恵を共用することが可能となります。これによって、教育の格差の解消なども期待できるようになります。
このような新しい教育環境の実現に向けた活動の中から、アメリカや日本における先進的事例を中心に報告いたします。
日時: 2014年3月8日(土)
場所: 早稲田大学 小野記念講堂(東西線 早稲田駅 徒歩5分)
地図: http://www.wasedabunka.jp/about/access
主催: 早稲田大学 国際オープン教育リソース研究所
対象者: K-12教育に関わるすべての方(教職員、生徒、保護者、塾関係者、他)
(K-12: 幼稚園から高等学校を卒業するまでの教育期間)
参加費: 無料
定員:200名
お申込み:事前登録をお願いします。
オンラインでお手続きください。(2月4日から先着順)
申込みページ: http://curriki.jp/?p=330
アジェンダ:
13:30 – 13:40 ご挨拶
早稲田大学 国際オープン教育リソース研究所 所長、
早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部/研究科 教授 筧 捷彦
13:40 – 14:00基調講演
「オープンエデュケーションの可能性」
早稲田大学 名誉教授、Curriki Japan代表理事 村岡洋一
14:00 – 14:30 講演
「世界最大級のオープンエデュケーションCurrikiの今と未来」
米国Curriki 会長 Kim Jones様
* Curriki(カリキ)は、世界194ヶ国で、K-12向けの各種学習教材を、 無償で提供している最大手の非営利団体です。提供する各種教材は、教育関係者のみならず、親や生徒学生に、幅広く活用されています。世界レベルで、教材や教え方に関する知の共有と集積を進めること、パーソナライズした学習形式が提供することなどに貢献しています。Currikiは、「2013年 最高非営利団体」に選ばれています。
14:30 – 14:45 休憩
14:45 – 15:05 講演
「楽天IT学校の紹介~地域振興×教育振興=empowerment~」
楽天株式会社 執行役員 黒坂三重様
* 楽天IT学校は、次世代を担う子供たちにネットショッピング運営の実体験を通じ、実践的な電子商取引を理解いただくための出張授業です。すでに全国40校以上で実施され、授業を実施した各校の代表チームが集まり、自分たちで作り上げた商品ページの成果を発表する「IT学校甲子園」も開催されています。
15:05 – 15:25 講演
「誰でも無料で大学受験のための勉強ができるmanavee
特定非営利活動法人manavee 理事長 花房孟胤様
* manaveeは、2010年に東京大学で活動開始。教育に関するコンテンツがオープンに流通しているような状況を創りだし、誰もが平等に努力して大学に進学する機会が与えられるような社会の実現を目指して活動されています。
15:25 – 15:45 講演
「学び方・教え方が変わる!直感で学べる電子地図教材」
合同会社マイクロベース代表、NPO 伊能社中 副理事長、
東京大学空間情報科学センター博士課程在籍中 仙石裕明様
* 特定非営利活動法人 伊能社中では、電子地図をベースに画像・動画などのコンテンツを組み合わせ、想像力をかきたてる新しい学習スタイルを提案し、電子地図の技術が使われているGIS教育(地理情報システム教育)及び教育の情報化を推進し、教科学習においてICT活用を支援されています。
15:45 – 16:00 総括
早稲田大学 国際オープン教育リソース研究所 所長、
早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部/研究科 教授 筧 捷彦