マイクロラーニングに対する誤った理解

マイクロラーニング(Microlearning)とは長く退屈なeラーニングはなく、短くコンパクトな学習コンテンツで学ぶ新時代の教育ツールです。学習デバイスとしてノート パソコン、タブレット、スマートフォンなどが挙げられ、単に何かを閲覧するだけでなくインタラクティブなコンテンツにより学習が展開されます。そして重要な情報を記憶に留めるため、一気に学習を終わらせず 3~5日くらいの間隔で少しづつ学んでいきます。また、マイクロラーニング(Microlearning)は学習管理システム(LMS)が必須ではありません。学びが必要に迫られた時、素早くアクセス(SNS、メッセンジャー等)できることに重きを置いてます。

以下、誤った理解です

1. マイクロラーニングは長いコンテンツを細かく分割したもの

マイクロラーニングは、長い学習コンテンツを分割しただけのものではありません。「チャンク」と呼ばれ、個々に独立したスタンドアロンのコンテンツです。短いだけでなく自己完結型でわかりやすいものでなければなりません。

2.マイクロラーニングは短いコンテンツを短い期間でやるということではありません。

マイクロラーニングはつい短いことがフォーカスされますが、何でも短くすれば良いというものではありません。個々の学習目標が効率的に達成できることが重要です。ゆえに学ぶことが多い場合は当然、コンテンツも多くなりますし、その目標に達しない場合は期間も長くなります。

3. コンテンツが全て映像やゲーミフィケーションである必要はありません

マイクロラーニングのコンテンツが全て映像、ゲーミフィケーション、派手なアニメーションである必要はありません。もちろん文章だけでも良いし、チェックリスト、クイズ、インフォグラフィックを活用したプレゼンテーション、シナリオ、役割演技なども含まれます。
学習する内容に合わせ様々な表現方法を使って学びます。

4.マイクロラーニングはeラーニングで代用することはできません

マイクロラーニングは、パフォーマンスサポートのための強力なツールです。eラーニングのように学習管理システム+コンテンツで完結するものではなく、効率的かつ効果的な教育手法を取り入れて行うものなので代替えにはなりません。特にパフォーマンスサポート、行動変容などで威力を発揮します。